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熱中症に注意!

治療
2010.07.30

 梅雨が明け気温の高い日が続いております。そんななか動物たちも具合が悪くなっ

て来院する機会が増えております。動物は熱中症になるとどんな状態になるか?また

どのように予防したらいいのでしょうか?今回は犬猫を中心にお話します。

【熱中症の要因】

 ・     車中に置き去りにする。

・     部屋を密閉状態にする。

・     室温の上昇。

・     水分補給を怠る。

・     日中の散歩と過度の運動。

 【熱中症の症状】

 ・ ハアハアする(パンティング)。呼吸が荒い。

・     元気がない。ぐったりする。

・     皮温(体を触ったときの温度)が高くなる。

・     口の中が乾く。よだれの粘嘲

・     下痢、嘔吐。

・     けいれんを起こす。

 【熱中症になったらどうしたいいのか?】

 ・     窓を開け、風通しを良くする。外であれば日陰に移動する。

・     水分補給(一度に与えず、少しずつ与える)

→ 時間とともに落ち着いてくれば安心です。

→ 改善が認められない場合、ぐったりしている場合、痙攣を起こしている場合にはすぐ

   に病院へ行ってください。

 * 絶対にしてはいけない処置

・     体全体に水をかけることや水で濡らしたタオルを体に巻くこと

→ 全身毛に被われている犬猫はかけた水の蒸発熱が皮毛の間にこもるので余計に体温が上昇します。

→ 水に濡らしたタオルはよく絞ってから体を冷やしてください。

 【熱中症の対策と予防】

 ・     日中(午前10時~午後4時まで)の散歩、過度の運動を避ける。

・     部屋の換気と風通しを良くする。(エアコンの利用)

・     十分な水分補給。水を持参して散歩にいく。