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犬への病気の予防

治療
2010.06.30

ワンちゃんの病気の予防は狂犬病ワクチン、混合ワクチン、フィラリア症が特に生涯の 中で重要な予防となります。 なぜ狂犬病ワクチンを接種しなければならないのか?

我が国において狂犬病ワクチン接種は狂犬病予防法に基づき、年一回の接種が 義務付けられております(生後91日以上の犬は飼い始めてから30日以内に1回、その後は毎年1回接種)。 そのおかげで1957年以降根絶して以来、約50年近く発症例は認められていません。しかし、その一方で アジア・ヨーロッパ・アメリカなどの多くの国々で犬や家畜、野生動物に狂犬病が発症しており、年間約3万~5万人の人々が感染・死亡しています。

今日、日本では様々な種類の動物が世界各国より輸入されております。動物検 閲所では犬・猫・キツネ・アライグマ・スカンクについては検疫が行われていますが、その他の動物に関しては検疫対象になっていないのが現状です。そのため 皆様が予防接種をすることで今後、万が一この病気が日本に侵入した際、犬に感染が再び起こることを未然に防ぐことができるのです。